HIZUKI BLOG

2020/07/25 12:25

又々素晴らしいポイントカバーのオーダーを頂きました★ 


今回頂いたお仕事は、Z用のポイントカバーです!

当社でも非常に人気が高く、オーダー率の1番高い車種となります。


デザイン、カバー仕上がりはこんな感じです

今までの製作カバーの中でも1番、2番を争う細かいデザイン!

コレは、やりがいのある大仕事です★


依頼を頂いたお客様も、広告代理店を営まれている社長様だけあり ロゴの設定や文字の配列まで拘られて作られています。

鼻部分、タバコの煙、サングラス上の💢マークが特に細かいディテールとなっている為上手く鋳造されるか少し心配です。

今回は、磨き仕上げで二個製作です。


CADデータ製作する上で、デザイン面のデータはお客様の方で御入稿頂けましたので、パス編集はほぼ必要無く取りかかる事が出来ました。

◼︎真ん中ロゴが2mm立ち上げ

◼︎周りの文字は1mm立ち上げ

多少の段違いで製作となります。

データ完成後、木型用データに修正し直しNC加工機で切削開始!


切削風景はこんな感じ


人工樹脂材料が今主流の木型、本物の木と違い寸法精度がしっかり取れて、しなりや歪みが出にくい事が特徴です。

材料コストが高いのが、難点です。



加工時の切削痕が多少出たり、加工ミスが出た場合は専用のパテを使用して補修します。
細かい砂を使う為、繊細な部分もしっかり拾ってしまうので なるべく、サンドペーパーやパテを使って面を慣らします。

この型を使用して抜いた砂型がコチラ





そして、出来上がったカバーがコチラ
どうでしょうか!?
こんなに細かいデザインも、しっかりとした型が有れば綺麗に上がって来ます

細かい部分の寸法は、1ミリ以内の部分もあります

さすが、伝説の鋳物師!


この手の鋳物は、嫌がる鋳物屋さん多いんですよ


鋳物は型次第! 型がどれだけ上手く作れるかで仕上がりが決まります。 

もちろん、職人の腕、勘も重要です!!


その後は、加工作業に移ります。

湯口の切除

バリ擦り

旋盤による面出し

ボール盤使用して左右穴開け

研磨機を使用して磨き

バレル研磨機に入れて仕上げ

磨き作業も、一般的なバフ屋さんでは文字部分をダラしてしまい、エッジが丸まってしまったり、文字が太くなってしまったりしてしまう事が多いですが、当社は専用の機械と専用のサンドペーパーを使用してデザイン面の仕上げも繊細に作業します。


Zアルファベット左右のコンママークもしっかり出てますよね!

私達は、自分のバイクに付ける思いで、お客様の気持ちになって、綺麗に仕上げてお届けする事をモットーに製作に取り組ませて頂いております。

この度は、製作オーダー誠に有難う御座いました




是非、皆様からのオリジナルのオーダー部品、チームでの団結したパーツのオーダー等、お待ちしております★

お気軽にお問い合わせ下さい





★Look forward to the next report★



thanks🤟